死者の書
カラー 70分
文化庁メディア芸術祭優秀賞 ザグレブ国際アニメーション映画祭審査員特別栄誉賞 中国国際アニメーション・デジタルアートフェスティバルグランプリ 文部科学省選定 他
DVD/L: 20,000円 DVD/個: 3,800円

奈良時代、平城京。藤原南家の姫、郎女(いらつめ)が、若くして非業の死を遂げた大津皇子の彷徨える魂を、一途な信仰で鎮めていく物語。
称讃浄土経を一心に写経する郎女は、二上山の上に荘厳な俤(おもかげ)びとを見る。1年後の春分の日、郎女は写経の最後の文字を書き終えると、激しい雨の中、俤びとに導かれるように、ひとり西へと歩き、二上山の麓、當麻寺に辿り着く。そこで郎女は、當麻の語り部の媼から、50年前に処刑された悲劇の人、大津皇子の話を聞かされる。やがて郎女には、大津皇子の亡霊と俤びとが重ねて映るようになる。郎女は俤びとの寒々とした身を被う衣を作ろうと、ひたむきに祈りながら蓮の糸で布を織り始める──。
日本を代表するアニメーション作家川本喜八郎が構想30年を経て、折口信夫の不朽の名作を人形アニメーションで初めて映像化した作品。
(2005年製作)